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人々の無私と因緣

記悪天候の中、困難な状況を進み、支援活動として温かい食事を提供することができた第一次活動から、現地の方々と互いに学び合うことができた第二次活動を実施。これによりボランティアの潜在能力が更に開花し、各役割チームも成長しました。
令和6年、能登半島地震直後、證嚴上人は職員を派遣、災害支援の方向性を示し、慈濟本部職員の指導とそれを支えてくれる人たちにより、直面する困難の中でも日本分會のメンバーは安心して前に進むことができました。さらに、日本分會の支援活動事業を長年に亘り担当している陳金発氏は、地震発生後、直ぐに日本分會へ駆け付け、監督と指導を担い、被災者の苦しみと上人の思いを忘れないようにと言葉を重ねました。

人々は前へ進み、至る場所に温もりを

悪天候の中、困難な状況を進み、支援活動として温かい食事を提供することができた第1次活動から、現地の方々と互いに学び合うことができた第2次活動を実施。これによりボランティアの潜在能力が更に開花し、各役割チームも成長しました。長年、隔月刊発行の会報の編集担当をしてきたボランティアは、マウスとパソコンに変えて、大きなへらと鍋で料理をすることになりました。 いつもは家庭を支える主婦が、200人に食事を提供するシェフとなりました。その中には24歳の慈青、88歳の慈誠というベテランもいました。

第2次活動では穴水総合病院の一角を借り、皆さんと交流する場として慈済珈琲館を開きました。ボランティアメンバーが交代で対応、81歳の張好さんは長期間現地に滞在して美味しい静思茶を淹れました。これが病院内でも評判となり、多くの方がお茶を飲みに来てくれました。慈済珈琲館は、医師や患者たちの心の安らぎや語らいの場となったのです。

第1次活動の温かい食事の提供、そして第2次活動では「以工代賑」(活動対価を活用した自立支援)によるボランティアも含めた温かい食事の提供、慈済珈琲館も継続しました。そこでは人情味豊かな能登半島で心温まる会話が広がり、不思議な因縁もありました。現地の皆さんと慈濟ボランティアとの絆も深まり、手作り小物やお菓子を持参してくれることもありました。

ボランティアは雪の降る中、大きな鍋を洗い温かい食事の為の支度をした。
写真/余瓊珠
島中院長(右から2人目)は毎日のように足を運び、ボランティアに温かい言葉をかけた。撮影/周利貞

若いボランティア達に支えられる

若いボランティア達は3.11東日本大震災の支援活動の時はまだ学生で、大学に通いながら活動の事務作業を手伝っていました。今は社会人として働きながら、能登の震災直後から支援情報の取りまとめを手伝い、調査、調整、広報の第一段階を担いました。 支援活動として現金支給の可能性が打診されると直ぐに集まって配布ルートの計画概要を作成、支援活動全般でとても重要な役割を果たしました。

共に願い共に成長する - 能登の信願行

能登半島の壊れかけた道の上で、被災した白米千枚田を前に涙を流す山下氏を見ながら、全てを失い、行く先の見えないご高齢の人達へボランティアはどのように寄り添うことができるのか、どんな力を与えることができるのか、と考えさせられました。

上人は常に弟子たちへ、菩薩の道は苦悩する衆生を助け、縁を結んでいくものであり、苦悩から抜け出す道とは菩提心を養うことだと話されています。世の中で衆生と縁を結ぶことは、菩薩の歩む道であり、それは他人を助けることでもあり、自分を助けることでもあります。互いに助け合うことで、共に良いことを成し遂げられます。それにより人々は心が安らぎ、誰もが互いを助け合える場所となります。今回の大事から学び、被災された人達に更なる支援を提供し、どのように愛を広げていくことが出来るのでしょうか。

  • 菜食主義の推進: 上人は常々「菜食を普及させなければならない」と言葉にします。今回、現地の皆さんに温かい料理を喜んで食べて頂き菜食の良さを再認識しました。今回の災害から私達は学び、上人の「地球を守りたい」という大願を広めるとともに、菜食の普及を通じて現地の方と絆を築き、一緒にボランティア活動ができるよう声掛けします。
  • 慈濟医療人文交流と推進: 七尾病院 陳文筆医師、穴水総合病院 島中院長、さらに宿舎を提供して頂いた南さんを台湾花蓮の精舎へ招き、慈済の源を体験してもらうとともに、親交のある医療関係者を慈済医師会の年次総会へ招待し交流を深めることで、慈済の医療人道精神を能登半島で発揮し、実践する機会の実現を目指します。
  • 「新芽助学金」の推進: 貴重な資源を持つこの土地に震災後でも若者が残れるように、私たちは「新芽奨学金」を通じて若者たちに更なる支援の手を差し伸べ、学業を終えた後にも故郷へ残り、故郷のために働くための手助けを考えます。

地震の多発する島国である日本で、皆が世の中を知り、教えを忘れず、皆の愛をひとつにし、上人の慈悲の歩みを忠実に守り、上人の思いを実行し、誰もが愛する人を愛し、協力し合い、互いを大切にし、仏の心を我がものとし、その御心を理解すれば、能登や日本各地にいる菩提の善の種を開花させることができるのではないでしょうか!

ボランティアたちは初めて、200食を超える炊き出しに挑戦した。撮影/陳静慧

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