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能登半島地震支援(二):みんなで協力

この避難所では、慈濟とRSYだけでなく、埼玉県と長野県から来た二人のシェフも一緒に被災者のために温かい食事を提供してくれました。

二〇一六年、日本で「全国 災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)」を設立されました。これは救援団体が互いに交流を深めるためのネットワークです。

慈濟日本分會は二〇一八年にこのネットワークに参加し、正式なメンバーとなりました。 慈濟日本分會は、長年にわたりJVOAD に加盟している他の団体と交流し、互いの理解を深めてきました。一月十二日に災害地域で温かい食事を準備する際、広報調整ボランティアの井田龍は、JVOADに連絡を取り、メンバー団体レスキューストックヤード(RSY)が穴水町さわやか交流館プルートにある避難 所を運営していることを知りました。以前に彼らと協力した経験があり、慈濟がその避難所で温かい食事を提供するのを歓迎してくれました。

慈濟が昼食を担当すると、これら二人のシェフは朝食と夕食に専念しました。みんなで協力して、被災者を支えています。 食事の準備中、穴水町社会福祉協議会が運営する災害対策本部を通じて、地元の農家が自家製の野菜を提供してくれました。

一月十四日、慈濟は、穴水町の別の場所である穴水総合病院で、温かい食事の提供を開始しました。対象は、避難所の住人だけでなく、大部分が被災した穴水総合病院のスタッフや、他の県や市から穴水町に支援に来た医師、看護師、保健師、栄養士などの医療スタッフも含まれます。医療スタッフは専門知識で被災地の人々に奉仕し、慈濟のボランティアは愛情たっぷりの温かい食事を提供して、被災地の人々だけでなく、一緒に被災地で善行を行う友人たちにも奉仕しました。

被災地は、さまざまなボランティア団体が出会ったり、すれ違ったりしますが、皆が互いに「お疲れ様です」と挨拶します。それぞれがどの地域で、どのプロジェクトで地元の人々に奉仕しているのかは、知らないかもしれませんが、皆が一つの共通の目標を持っています。それは、皆が自分の専門知識を通じて、地元の人々により大きな力を与えることです。各人、各団体はパズルの一つ一つの小さなピースのようであり、それらが合わさって初めて完全な一枚の絵が完成するのです。

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